• 黒にんにくのちから~後編~

    前回のコラム「黒にんにくのちから~前編~」では、黒にんにくに含まれる4つの栄養素・シクロアリイン/S-アリスシステイン/ピログルタミン酸/GABA(ギャバ)の中の、シクロアリインとS-アリスシステインのはたらきについてご紹介しました。

    今回のコラムでは、残り2つの栄養素・ピログルタミン酸とGABAのはたらきのご紹介と共に、黒にんにくの食べ方もお教えしましょう。

     

    記憶力の衰えを防ぐピログルタミン酸

    ピログルタミン酸は、アミノ酸の1つです。「アガリクス」という茸に含まれていることで知られていますが、野菜や果物など多くの食材にも存在しています。

    ピログルタミン酸は、記憶力の衰えを防ぐはたらきがあるといわれています。情報を伝える「アセチルコリン」という物質や、情報を受け取るはたらきのあるアセチルコリンの受容体を増やすことができるのです。このようなはたらきを持つピログルタミン酸は、認知力の衰えを予防する力も備わっています。

    人間は歳を重ねると記憶力や認知力が低下します。しかし、記憶力や認知力向上をサポートしてくれるピログルタミン酸を含む黒にんにくを食べれば、いつまでも若々しくいられそうですね。

     

    リラックスできるGABA

    GABAも、ピログルタミン酸と同じアミノ酸の1つです。正式な名称は「γ-アミノ酪酸(Gamma-Amino Butyric Acid)」であり、この英語名称の頭文字を取ったのがGABAです。

    アミノ酸はたんぱく質を作る成分として知られており、私たち人間や動物、植物が育って生きていくために必要な栄養素です。しかしGABAに関しては、興奮を抑えたり、リラックスさせたりするはたらきを持っています。

    このためGABAは、常に結果を求められてストレスを抱えやすいアスリートが多く摂取する栄養素として知られています。しかし近年では、GABA入りの食品が多く販売されているため、アスリートだけでなく一般消費者にも摂取されるようになっています。

    またGABAは、ストレスを解消してくれるだけでなく、就寝時に快適に眠れるようサポートもしてくれます。GABAを就寝前に摂取すると興奮がおさまって寝つきがよくなり、質の良い睡眠時間を確保できるといわれているのです。

    GABAは、ストレスの多い現代社会で生きる私たちを元気にしてくれる栄養素といえますね。

     

    黒にんにくの食べ方

    私たちの体を元気にする栄養素を含む黒にんにくは、次のような食べ方すると良いです。

    <黒にんにくの食べ方>

    黒にんにくは、皮を剥けばそのまま食べられます。

    また、味噌や焼き肉のたれ、カレーといった調味料に混ぜて摂ってもおすすめです。料理のコクを感じつつ、黒にんにくの栄養素を吸収できます。

    <黒にんにくの摂取目安量>

    黒にんにくは、1日1~2片を目安に食べましょう。

    食べるタイミングはいつでも良いですが、「体がどのようになりたいか?」でタイミングを変えることもできます。

    ・朝…1日を元気に過ごせる

    ・運動30~60分前…体がすっきりする

    ・夕食後…1日の疲れが取れる

    ・寝る前…体がぽかぽか温まる

    ご自身の好きなタイミングで、黒にんにくを摂ってみてください。

    <黒にんにくをおいしく食べるための保管方法>

    黒にんにくは、常温で保存できます。湿気の少ない冷暗所で保管すると、おいしく食べられます。夏は冷蔵庫で冷やしてもおすすめです。

    <黒にんにくを食べるときの注意点>

    黒にんにくは、生のにんにく(白にんにく)と比べると刺激も臭いも少ないので、比較的食べやすいのが特徴です。しかし、胃腸が弱い場合は、摂取量を1日半片~1片までに留めましょう。

    まとめ

    前回のコラムから2回に渡って、黒にんにくのちからについてご紹介してきました。黒にんにくは、継続して食べると健康的な体を作れます。いつまでも元気でいるためにも、黒にんにくを日々の食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか?

     

     

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